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甥っ子イクラムが妹のお腹にいるとわかった時から こいのぼりは私が買うという約束でした。 桜の開花とともにココロがはやって 埼玉県の加須という街に行ってまいりました。 加須というのは 何でも昔からこいのぼり作りが盛んな街だということです。 (駅前に たぶんたい焼きのような‘こいのぼり焼き’というのが売ってました) その街に 手描きのこいのぼりを作っているお店があって 写真を見たらなかなか良さそう。 お値段も デパート等で売っているプリントのものとそう変わらない・・・手描きなのに。 通販で買うこともできるのですが 絵筆を扱うモノの端くれとしては その職人技をこの目でじかに見てみたくなり 湘南新宿ラインに揺られてゴー。 そこは思ったより小さなお店で 住居手前の店舗スペースに五月人形や鎧兜が並んでいます。 こいのぼりは住居部分の二階に展示してあります。 普通のおうちの廊下を通って 階段を上がって・・・ 物干し台に水を張ったバケツが並んでいて 使用後の刷毛や筆が浸けてあります。 二階の部屋に並べられた たくさんの種類のこいのぼりは圧巻。 筆の勢いや あざやかな色使いに ここまで見に来てよかったと思ったのでした。 これは「五月(さつき)」という 作品(と呼びたくなる)。 均一なぼかしはまさに職人技。 シブくて格調高いけど さすがにお値段もいいので・・・ こちら「江戸の風」に決定。 なんとこれは 上の錦絵に描かれている江戸時代のこいのぼりを 復元したものです。 すっきりと洗練されていながら風格もあり 江戸の粋が感じられます。 というわけで たいへん満足なお買い物ができました。 というか いまやイクラムのためにできるだけいいものを探して買うということが すでに 大きなよろこびなのであります。 この日私はタックのたくさん入ったチュニックを着ていたので 案内をしてくれたお店の人は 私を妊婦と思い はやくもお腹の子のために買いに来ていると誤解していたようなのですが そんなことは全然構わない! 庭に翻るこいのぼりを見て イクラムが喜んでくれる日が早く来ないかな。 でも あんまり早く大きくならなくてもいい。 ゆっくりと でも健やかに育っておくれ。 さて 実は加須は こいのぼり作りの街であるだけでなく うどんの街でもあるのです。 こいのぼり店の近くのうどん屋さんで 加須うどんをいただきました。 こしがあって つるつるで 美味しかったです。
by hyacinth-holiday
| 2008-04-01 09:09
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